自然に優しい植物由来素材のメガネフレーム
海洋ごみや生産・処分時の二酸化炭素排出など、プラスチックに関わる環境問題が世界中で注目されている中、眼鏡市場では、環境に配慮した素材のメガネフレームを開発しています。
植物性由来素材「Rilsan®Clear G850」
POINT1：持続可能性に優れた植物由来の原料
Rilsan® Clear G850は、ひまし油から得られる植物由来の原料を約45％含んでおり、この植物由来の原料を製品に配合することで石油依存を軽減することができます。ひまし油はトウゴマの種子から得られ、「食料との競合が極めて低い」「森林破壊を生じない」といった利点もあり、持続可能性に優れた原材料です。
眼鏡市場で最も販売数が多いFREE FiTのフレームにこのひまし油由来の原料を含んだ樹脂を使用することで、持続可能な消費の促進に貢献することを目指しています。
POINT2：原料生産農家への支援「プラガティ・イニシアチブ」
ARKEMA社を中心とした4社が立ち上げたインドのグジャラート地域における、より持続可能なトウゴマ栽培を推進する活動。原材料となるトウゴマの生産農家の生活環境（安全性の向上、収入の向上、違法労働撲滅、男女平等など）を継続的に改善することを目的とした活動です。これまでに、収穫高の向上、土壌保護の取り組み、灌漑手法の改善による水の使用量低減といった成果が出ており、眼鏡市場がRilsan® Clear G850を使用することはトウゴマ生産農家を支援することにもつながっています。
POINT3：メガネユーザーにうれしい素材
Rilsan® Clear G850は持続可能性に優れた素材であると同時に、柔軟性・耐衝撃性・耐熱性に優れながら軽さも併せ持つ素材です。そのため、丈夫さとかけ心地の良さが求められるメガネフレームとも非常に相性が良く、FDA（アメリカ食品医薬品局）の認証も取得しており人体にも安心です。
